ナスの種の取り方
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ナスの種の取り方
伝統品種、固定種のナスの自家採種
日本各地、世界のナスの品種などを見ていると、タネも簡単に手に入りますし、ホームセンターで買った苗も、有名なナス以外は少し変わった形の伝統的な品種、大長茄子、賀茂茄子(丸ナス)、欧米のナス、アジアのナスなどは、品種改良されていない固定種のものが売られていることが多いです。
これらは、自家採種すれば、来年、育てることができます。同じ土地で作り続けるのに成長のいいものを選抜育成することができます。これは、品種改良の第一歩です。タネの生産地と同じ条件ではないので、特にタネはほとんど海外で作られています。たとえ、日本の伝統品種のタネでさえ、海外で作られていたりします。そのため、自家採種していくことの意味はあるのかもしれません。
また、ナスはトマトに比べれば成長が遅いですが、ピーマンほど成長が遅くありません。これは、育苗するときに高温を求めていると、家庭では育苗が難しいので、結果的に種を採種してもそれを育てられないということになります。
そういう意味で、ナスは少し遅めのスタートになりますが、家庭でも種から育てることができる野菜だと思います。それに、秋にも収穫が可能ですので、栽培期間が意外と長いですので、遅めのスタートがそこまで不利になることもないかもしれません。
ナスの種をとってみる、自家採種
通常は、基本的な方法としては以下のとおりです。
- ナスを収穫せずに1ヶ月くらい放置して、樹上で熟させる。
- 大きくなり、茶色くなるくらいになったら収穫する。夏場、冬場は大きくはなりません。小さくても完熟すると、皮が分厚く硬くなっています。
- 室内で追熟させます。ナスの中味の実を腐敗させて種を取りやすくするためです。
- 皮を向き、実を崩していきます。容器に入れてこすり洗いして、ザルやネットで種を選別して取り出します。
- 乾燥させて保管します。
簡単にやろうと思うと、
- とり遅れたナスで硬くておいしいくなさそうなものをしばらく樹上で放置します。
- 収穫して、ナスを切って種が成熟しているか確認します。少し茶色のふっくらとした種ならば成熟しています。
- 1粒づつ手で種をつまみとって集めていきます。
- 乾燥させて保管します。
ナスの種は休眠期間があり、来年の春になるまでは発芽率がとても低くなりますので、うまくいったか、発芽試験をする場合は、すぐには行わないほうがいいです。

なすが完熟すると、このように皮の部分が分厚くなり、実、種の付く中心部との間に隙間ができはじめます。
たべても、皮が硬く、実は乾燥してパサパサしています。

これを1粒づつ取って、乾燥させれば完成です。
保管は密封して冷蔵庫に入れるのがいいと思います。
千両二号などの改良品種から自家採種しても、同じ形質のものはとれません。
それをするなら、原種の固定種の真黒ナスなどを作るといいかもしれません。