ナスの育て方

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ナスの育て方

ナスの育て方


栽培の流れ
土づくり
ナスは肥料食いと言われるくらい肥料をたくさん与えるように言われています。連作障害もあるので、あまり化成肥料を与えると根やけして、そこから病原菌が入って枯れてしまいます。そのため、有機肥料を多めに混ぜていくといいと思います。植えつけてから成長が激しくなって、収穫が始まってからが栄養分を必要としますので、とても長い期間にわたって肥料の効果が持続しないといいけません。化成肥料でも緩効性のものでナス専用のものがあります。これは一回だけ与えると、何ヶ月もかけて肥料が溶け出していき、追肥をする必要がないものです。

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種まき、発芽
ナスのたねはとても小さいものです。ナスの実に入っているものが成熟したもので平たい小さいピーマンの種にとても良くにています。この小さい種のため、播種後の土をかぶせる量はうっすらと5mm以内でいいとおもいます。ナスは発芽するために変温条件というものが必要で、一定温度にしていては発芽しないという性質があります。そのため、ヒーターなどで温める場合は、30度に設定しているのではなく、一日のうちで、15度~30度をいったりきたりするように設定する必要があります。家庭では、そのような大掛かりのものは必要なく、窓辺でラップをかぶせておけば、昼間は高温になり、夜は温度がさがるのでちょうどいいと思います。およそ2週間程度で発芽します。
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育苗
ナスは成長するためにはかなりの高温が必要とされます。このため、なかなか苗が成長せずに植え付けの時期になっても間に合わずに、結局苗を購入してしまうことも多いです。おそらく、室内でもなかなか高温にするのは難しいのではないかと思います。簡易温室やビニールトンネルなどがあれば、その中で成長させるほうが早く成長すると思います。もしも、一般的な品種のナスであれば、苗を購入したほうが圧倒的に手間暇がかからずに便利です。あえて種から育苗するのには、珍しいナスの品種などを栽培する場合が多いと思います。ナスは5月を過ぎて温度が上昇すると急激に成長し始めます。それまではほとんどじっとして成長があまり感じられないのですが、気温上昇にともなう成長スピードの増加はとても大きいです。また、6月、7月、8月と暑い時期なら、いつ植えても成長して収穫に至ることが可能ですので、多少、育苗が遅れてもどうにかなるかもしれません。
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苗の定植
標準的には5月初めに植えつけます。4月中に定植する場合は、ビニールで囲いをして温めてやるといいです。これをやらないと、4月の気温が低い日には一時的に成長がストップして、後から植えたのとかわらなくなってしまいます。温度が上昇してから植えるのがいいのですが、少しでも早く成長させて、多く収穫したいという場合には、4月頃からビニールで囲う方法がおすすめです。その場合は、ビニールを完全に密封せずに上部に穴をあけておき、蒸れすぎて枯れることを防止します。また、あわせてマルチを貼っておくと、地温が上昇して効果があがります。

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成長させる、枝の剪定
植え付け後、1週間程度すると、気温の上昇とともに成長を始めます。植え付けるときには蕾が確認できるかどうかぐらいだったものが、徐々に開花しそうに膨らんでいるかも知れません。それと同時にわき芽が、いたるところから発生し始めていると思います。この時、花の咲く場所の上下2つのわき芽を伸ばして3本仕立てにするのが、一般的です。これは、あまり枝を増やしすぎても花が咲いても実が大きくなることができませんので、ほどほどに枝数をセーブするという目的です。また、日当たりがよくなったほうがナスは綺麗に黒くなります。
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収穫
ナスは花が咲いたら、ほとんど実がつきます。まれに大きくならずに小さいまま成長が止まってしまう場合もあります。その後も花が咲いても実がならない状態になるようでしたら、日照不足が挙げられます。ベランダや日当たりがあまりよくない庭などでは、こういったことがよくおきます。1シーズンで収穫できたナスが5個以下ということも珍しくありません。何の遮りもない日当たりのいい場所で育てると、1株から70個くらい収穫することも可能です。それに比べると、やはり、5個というのは、あまり上手く育てられていないということだと思います。生産農家はもっと、100個以上収穫するようです。ハウスを使い、期間も半年以上かけて、長く収穫し続けるそうです。



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収穫したあとは葉を取り除きます。そうすることで、わき芽が生えてきて日があたり、そこからまた収穫できます。基本となる枝は3本ですが、それ以外に新芽が無数に生えてきてそこから収穫する実がたくさんの数になります。また、一度収穫したわき芽を取り除くと、同じ所からなんどもわき芽がでてきて収穫することができます。しかし、条件により成長具合はことなり、よほど成長のいい日当たりのいい場所でなければ、主枝につく花だけに栄養を集中させる方がいいかもしれません。
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追肥
ナスは肥料を多く必要とします。といわれています。たしかに、枝や葉の量に比べて実がなる数がおおいです。また、たくさん実がなっていても、大きくなるのはいくつかに限られています。ナスは幼果を収穫します。これをおいておくとどんどん大きくなります。500gくらいになります。こういう大きくして収穫する米ナスや海外の品種もありますが、その場合は特に、それぞれの実に栄養が行き渡らないように感じられます。適度の実の数を減らすか、小さいうちに収穫してやるほうがいいかもしれません。

それらを満たすために追肥をしていきます。おそらく、追肥をしないとあっという間に実が大きくならないことになるかもしれません。しかし、追肥をいくらやっても、追いつかないと思います。また、多く追肥を与えると、虫に好まれてしまい、実に穴を開けられてしまい、もともこうもなくなってしまうこともあります。枝がよく伸びると根も伸びて栄養を吸収できますが、ナスはあまり背丈が高くならないようにそれほど根を長くは伸ばさないようです。そのため、追肥をして補うのがいいとされているのかもしれません。
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枝の管理
枝は、なすの成長に適した好条件の下では、たくさん発生していきます。放置しておくととても多くの枝にたくさんの実を付けてしまい、とても全てを大きくはできないことがあります。もちろん、あまりいい条件でない場合はほとんどなにもしなくても枝が増えることはありませんが、集中させるという意味で枝が増えすぎないように、わき芽を取り除いていく作業が必要です。また、切り戻しといって、枝をかなり短く切ってしまっても新しく新芽がでてきて成長してくれます。夏場の暑い時期に新しい枝を育てたい時にはこのような更新剪定ということを行うこともあります。

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夏場の管理
ナスは夏の猛暑期には実をならせられません。また、ダニなどがついて、実が大きくならずにすぐに破れてしまったり、茶色くなってしまい、ほとんど収穫ができません。このような時に、枝を一回バッサリと切ってしまって、この8月の時期に枝を成長させておきます。そうすることで、また9月に入ってから新しくナスを収穫できるようになります。また、夏場でもダニなどにやられなければ、収穫することも可能ですので、高温に強い品種の台木を使った接木苗を使うのもいいかもしれません。一度、ダニにつかれた葉は茶色くなって、あまり元気には成長しません。枝ごと切り取るか、農薬の散布が有効です。また、水を葉にかけることで多少は緩和されるようです。
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栽培後半のナス
秋茄子の収穫
おもに、夏の8月を超えて9月に入ってから収穫されたナスを秋ナスと読んでいるようです。これは気温が昼と夜で大きく変動するため美味しいなすができると言われています。感じとしては柔らかいということですが、品種による差の方が大きい気がします。実が柔らかい品種のナスを作ればいつでも柔らかい肉質の実のナスを育てることができます。また、賀茂ナスは実がとても硬いので、それに適した料理に使うようにするといいと思います。柔らかいナスと同じ調理方法で賀茂ナスを調理してもその良さはあまり発揮されません。また、ヨーロッパのナスでとても硬いものがあります。これはシチューにして煮込まないととても食べられないくらいです。
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栽培終了
10月の終わり頃に、実が大きくならなくなったら、栽培を終了します。引きぬいて処理します。土に戻したいところですが、ナスの枝は木のようにとても硬いのです。とても、分解されそうもありません。ゴミとして捨てるか、数年かかって分解させるぐらいでしょう。また、病気予防のためには、株は全てゴミとして処分するのが良いそうです。

ナスの病気

青枯病、うどんこ病、灰色かび病、軟腐病、疫病、菌核病、半身萎ちょう病、モザイク病などがあります。

夏野菜の中でも特に病気の多い野菜かもしれません。
それだけ、高肥料、きつい環境での育成となっているのかもしれません。
病気になったら、家庭菜園では、農薬を使うことは量と効果において、あまり現時的ではありませんので無いかと思います。
ほとんどの場合、5,6月の気温が低温だと、病気の多発、高温、梅雨が短い、と豊作となるような気がします。


ナスの害虫

テントウムシダマシ、コナジラミ、ホコリダニ、アザミウマ、ネキリムシ、ヨトウムシ、オオタバコガ、カメム、シナメクジ、カナブンの幼虫、などがいます。
これらの害虫もまた、ナスは多く、防除が大変です。キリがないということが言えます。ベランダでは多少虫がいない分、楽かもしれません。

低温期に肥料過多になるとやはり、虫はよってきて食べてしまいます。
また、夏の高温時期には、コナジラミ、ホコリダニが葉を縮れさせてしまい、成長、結実できなくなってしまいます。
これは、葉水で対処できるかもしれませんが、完全ではありません。葉を取り除いて秋に向けて仕切りなおすなどの決断も必要です。


ナスの生理障害

すり傷、石ナス果、ボケナス果、裂果、肥大しないなどがあります。

品種改良で、石ナス、ボケナスは減ってきました。肥大しないのは受粉がうまくいかない、気温が低い、高すぎるなどの理由が考えられます。

また、葉がないと実も肥大しません。
擦り傷はネットなどを張っているとこすれて、すぐに傷がつきます。茶色くなり、見栄えがわるくなります。


ナスの育て方のコツ

ナス栽培のポイントは、日当たりだと思います。

一見、順調そうに成長していても、実は日照不足のことがあります。
この違いは判断できませんが、1株からの収穫量が1シーズンで、10本以下などの場合は日照不足が考えられます。

本当にいい日当たりのいい場所ですと、相当に実がなります。品種によって1ヶ所から3本の花が付くものもありますが、販売されている普通サイズのナスの品種、そういうものですと、50本以上はとれます。
プランターだと大きさは小さくなるので、それを考慮するといいかと思います。プランターでも屋上などは畑以上の日当たりです。水切れにさえ注意すればすごいことに成ると思います。

また、接木苗で台木の品種によっては、低温時の5,6月にも成長がよかったり、夏場の猛暑期にも、なり休みが少なくなるかもしれません。

連作障害だけでなく、ナスの接ぎ木のメリットは大きいかもしれません。











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