水ナス

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水ナス


水茄子


水ナス
水ナスとは大変おいしいナスで誰もが名前を聞いたことがあるナスと思います。水茄子と言うのはその名の通りみずみずしいナスでナスを切った瞬間にりんごのように水が染み出してきます。これらの水というのは甘いわけではないのですが、塩を軽くつけたりするだけで大変おいしい漬け物になります。また水茄子と言うのは特別な特徴を持ったなすというわけではなく水分の保持率が非常に高いというナスなのです。つまり中身は普通のなすと一緒で水分だけが非常に多いというものです。その水分の多さというのも極端に多いかというと、それほどでもなく二割程度多いというものです。つまりは普通のナスでも十分にそれだけ水分を持っているということです。一般的にナスというとパサパサとしていて食べても水気がなくて喉が渇きそうなイメージですが、実は普通のナスにも水分はたっぷりあるのだということがわかります。



水ナスの種類
水ナスというと西の関西周辺の水ナスが有名です。特に泉州水茄子などは有名なものです。この辺の地方では普通のナスよりも水なすの方が手軽に手に入ったりします。また関東地方では、普通のナスが一般的でなかなか水茄子などはスーパーでも手に入りません。これらの水ナスを買おうとすると大変高価で貴重なものになってしまいます。

一概に水ナスが高級であるととも言えないものです。ですが作る手間などを考えると、普通のナスよりはやはり水を多くあたえたりしなければいけませんし、収穫できる量も普通のナスと比べると少なくなってくるようなので、やはり水なすの方が貴重なモノだと思います。また泉州水茄子のように普通のナスと同じような外観をしたものから、新潟の方でとれる水ナスなどはとても小さく漬物専用の水ナスがあります。これは小さいため切らずに丸ごと漬物とするものです。

水ナスを漬物にすると水分が出て水に浸ったような状態になります。普通のナスでも漬物にした場合には水分に使っていますので、あまり差は感じられないのかもしれません。できれば浅漬けのような軽く塩もみをした程度で食べるほうが、水なすの良さを引き出すのかもしれません。またはいくつかの地方に伝統的に伝わる水ナスというものがあります。

これとは別に市場に流通する品種改良された水なすがあります。これらは作りやすく家庭菜園でも大変手軽に楽しむことができます。ただ少し違うのは皮がかたかったり多少質感が違うということが挙げられます。これら品種改良された水ナスは伝統野菜としての産地の名前などがついていなく、ただ単に水なすという名前の商品名に含んだような名前となっています。確かに伝統野菜のような代々受け継がれてきたナスのタネを使ってナスを育てようとすると少し難しい気がします。こういった品種改良された水なすの苗などを買って作るほうが楽だと思います。



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